アメリカ・サンタフェ高地合宿
帯同:小川トレーナー
平成30年12月7日〜平成31年1月
先日アメリカのニューメキシコ州サンタフェで合宿の帯同をさせていただきました。
約1ヶ月の間、実業団の陸上競技選手をパーソナルでサポートさせていただき、貴重な経験をすることができました。また、クリスマスや年越し、お正月を海外で過ごすといった普段とは違う体験もすることができました。
練習場所はとても整っていて、走るコースが多いという印象で、現地のアメリカ人はとても親切で過ごしやすい環境でした。
練習場の標高は約2300mで、富士山の5合目とほぼ同じ高さの場所です。現地のサンタフェも冬の時期で気温が低く寒さが体にこたえる環境でした。
そのため、選手の疲労もたまりやすく毎日の治療が勝負でした。
怪我を治すのは大前提のことですが、「いかに怪我をさせないか」、「疲労を残さず取り切るか」、「練習でも100%のパフォーマンスを出せるか」など色々なことが現場では要求されるのだと改めて厳しさを実感しました。
そのため、練習を行う度にドキドキヒヤヒヤしながら過ごしていました。
合宿中は選手の毎日の変化を見られるという楽しみがありましたが、同時にそれは恐怖でもありました。
ニューメキシコ州は高地環境にも関わらず雪が降りにくいため、冬季合宿には適していると言われています。ただ、今回は現地の方も驚くほどの大雪が降り大変でした。
競技場の近くにはジムがありトレーニングや補強などを行なっていました。
フリーウエイト器具や有酸素マシン(トレットミル等)などの運動器具が揃っており、とても充実した施設でした。
練習環境の他にも、サンタフェは街も綺麗でお洒落なお店もたくさんあり、なかなか見られない景色ばかりでした。
ちなみに、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、宮沢りえの写真集もサンタフェで撮影されたそうです。当時宿泊されたホテルも見てきました。
今回の合宿帯同を通してたくさん学ばせていただきました。
中でも1番大切に感じたことは「怪我をさせず合宿を行う」ということです。怪我をしてから選手のケアをするのではなく、怪我をする前からすでにケアが始まっているのだと感じることができました。
まだまだ実力不足という現実を痛感し、不甲斐なさを感じました。
ただ、自分のこれからの課題が知れたことで、今まで以上に努力をしていこうと思うこともできました。
「怪我なく合宿を終える」を目標に最後までしっかりお手伝いのできるトレーナーになれるようあらゆることをプラスに吸収し、これからも日々精進していこうと思います。
最後に、この度の合宿でお世話になりました皆様に感謝申し上げます。